「クロエ(Chloé)」は、1952年にギャビー・アギョンが創設したフランス、パリ発祥の高級ファッション・ラクジュアリーブランドです。
クロエについて
クロエでは、高級素材を使った服はすべてオートクチュールで作られていました。その後は、既製服を意味する「プレタポルテ(Prêt-à-porter)」を世界に広める先駆けとなったためファッションメゾンとも呼ばれる存在になりました。
現在のクロエが展開しているアイテムは、レディース向けのバッグや財布、アクセサリー、香水、サングラスなどがあります。ラクジュアリーで上品なデザインのなかにも、可愛らしい一面を併せもつクロエのアイテムは、いまもなお世界中の女性に愛される一流ブランドとしての地位を築いています。
上品さとキュートな印象でフォーマルなファッションにも、カジュアルなファッションにも合わせることができると人気があるのが、丈夫で型崩れが少ないといわれるバッグです。日本国内でもクロエのバッグ人気は高く、全国各地に直営店や旗艦店が多数点在しるほどです。
クロエの正規品・コピー品の見分け方
◎パドロックに要注意
クロエの定番アイテムでもある「パディントン(PADDINGTON)」のバッグや財布には、「パドロック」といわれる南京錠がついています。
正規品のパドロックには必ずクロエのブランドロゴが刻印されており、もし刻印がなければコピー品であると見分けができるでしょう。
刻印があってもロゴの字体が違っていたり、刻印が浅く鮮明でなかったりといった点を確認することで、正規品とコピー品の判別がつきやすくなります。2000年代に突入してからは、日本でも大流行したパディントンバッグのコピー品が多く製造されているようなので注意が必要です。
◎パーツの違いを見分ける
クロエの人気バッグでよく指摘されるコピー品の特徴に、「パーツの違い」という点があります。接合部分を止めている金具ネジの形状がちがうときには、まずコピー品であると考えて良いでしょう。
そのほか、一つのアイテムに使用される金属製のパーツはすべて同じである正規品に対して、コピー品はいろいろな形や色のパーツを使うことがあるため、部分によって色が違っていたり、新品なのに色が変色していたりするようなときにはコピー品である可能性を疑ってもいいでしょう。
◎海外に多いコピー品のサングラス
バッグや財布、香水などのアイテムのほか、クロエの「サングラス」が人気です。
海外ではクロエのコピー品サングラスが多く製造、販売されていますが、正規品とくらべるとブランドロゴの刻印が薄く鮮明でないといったことで見分けることができます。
コピー品とはもちろん書いていなくても、正規品の価格にくらべて5割以上も安くなっているものについては特に気をつけましょう。