グッチ(Gucci)
「グッチ(Gucci)」は、イタリアのフィレンツェ発祥のブランドであり、ファッション全般に関する製品を幅広く展開しています。
創業当時は、高級革製品ショップとしてスタートし瞬く間に成功への道を駆け抜けました。
グッチについて
グッチは、1960年代まではバッグやシューズ、ベルト、手袋などの革製品を中心に展開していましたが、その後にウェアや香水などのジャンルにも挑戦して見事成功を収めています。
日本ではグッチのマフラーを制服に合せるコーディネートが10代の高校生に人気があり一つのトレンドを生み出しました。
グッチの特徴ともいえる緑・赤・緑の帯カラーは1950年代、GとGを重ね合わせたシンボルマークは1960代にそれぞれ生み出されて、現在もなおその伝統は受け継がれています。
グッチの正規品・コピー品の見分け方
◎シンボルマークの違いで見分ける
数多くのジャンルとアイテムを手がけるグッチでは、直営店のスタッフでもすべてを把握するのが困難なほどの数のアイテムがあり、ブランドのなかでも最も鑑定がむずかしいとされています。
しかし場合によっては、プロでなくてもグッチの特徴である「GG」マークで正規品とコピー品の見分けがつくこともあります。
レベルの低いコピー品はマークが逆さまだったり、CCマークになっていたりと、よくみると全くちがったマークになっていることがあります。こういったときは明らかにマークが違うのでコピー品といえます。
◎刻印やシリアルナンバーを調べる
GGマークのほか、ラベルの刻印部分やシリアルナンバーもよく確認しましょう。
刻印されている文字は正しくても、刻印の彫りが浅く文字がはっきりしていないものはコピー品と判断するのは妥当です。
さらに、刻印でもう一つ注意したいのが文字の太さなどです。GUCCIの「U」の特徴をよくみると、正規品であれば左側の書き始めの部分は字が太くて、右側の部分は字が細くなるといった特徴があります。一方でコピー品のなかには、文字の左も右も同じ太さで書かれていることがあるのです。
これらの見分け方は品質の低いコピー品に限り有効であり、最近の高いコピー技術で作られたコピー品になるとプロでも見分けるのがむずかしいとされています。そのため、不安なときには購入せずに、かならず正規店で購入するようにしましょう。
◎正規品と比較する
直営店のスタッフでもすべての製品を把握している人は少ないといわれるほど、たくさんのアイテムが発売されているグッチです。
コピー品は高度な技術で製造されているため、そう簡単には見分けはできません。そのため、同じ種類の正規品やほかの正規品アイテムがあれば、正規品とコピー品を比較するために準備しておくといいでしょう。
たとえば、裏地の触り心地が正規品はしっかりした生地であるのに対して、コピー品は薄くスルっとした感触であることが多いようです。
刻印やタグ、保証書、箱など正規品についている付属品も合わせてよく確認しましょう。正規品とコピー品を並べて比べてみると、色合いが大きく異なっていることがあるのです。模様や作りが完璧にコピーされてあるアイテムであっても、グッチが選んだ皮の色や材質まではコピーできていないことがあるためです。