金買取を深く理解するためには、「金」ってなんだろう?ということから知識を深めることが大切です!
金にも貴金属や宝飾品として使われることもありますが、その一方で工業用として使われる金もあるなど知れば知るほど興味深さが増してきます。
それではさっそく、「金買取をするまえに抑えておきたい金のこと」について見ていきましょう。
金ってなんだろう?
貴金属の一つとして古くから知られている「金」は、装飾品としての価値、そして工業用の価値をもとにさまざまな場面で使用されています。
・金は科学反応しにくい!
金は、ほかの金属よりも「化学反応しにくい」性質をもつことから、水や空気中の酸による影響はほとんどありません。通常の金属であれば酸に弱いといった性質を持っているためサビが発生し安いという弱点があるのですが、酸に強い金、とくに純度100%の純金はまず錆びる心配はありません。
・金は柔らかくて伸びやすい!
また、金にはとても「柔らかく伸びやすい」という特徴があります。薄く伸ばせるので、銀や銅といった金属と混ぜて合わせて加工することもできます。
つぎに、貴金属としての金、工業用としての金について見ていきましょう。
貴金属や工業用としての金について
◎貴金属としての金
「貴金属」とは、高価な金属のことをいいます。
そして、貴金属のなかでもっとも高価で希少価値が高いとされるのが「金」なのです。
安全な資金運用を目指して金を資金として保有している方も多いのですが、万が一金の価格が暴落してしまっても実物は残るため貴金属としての金の価値がなくなることはないでしょう。
実物資産が残る金は時が経ってもその価値がなくなることはなく、古くなった金は溶解してから再利用する使い方もできます。金独特の輝く黄金は、時間が経っても色褪せることはないので、いつまでも貴金属としての価値を保ち続けることができるのですね。
◎工業用としての金
地球上に出回っている金の多くが貴金属としての役目を担っているのですが、そのほかにも「工業用としての金」といった役割もあることを覚えておきたいですね。
酸に強い性質や、薄く伸びやすいという性質を持った金は、精密機械の基盤などの部品にも多く使われています。たとえば、普段使っているノートパソコンや携帯電話を溶解すると微量の金が抽出されることがあります。
細菌では、金の基本サイクルである「再利用できる」特質を利用して、廃棄予定の機材を集めては金を取りだすという新たな金リサイクルの需要が高まっています。
また、金を触媒として利用するための研究が進んでいることから、最先端技術開発にとっても金の価値はますます高まっていくといえるでしょう。
◎金のいろいろな使い道とは?
資産運用やアクセサリーなどの宝飾品として多く使われている金ですが、そのほかにも金はいろいろな使われ方をしており、意外と身近なところで人々の生活に密着していることがあります。
たとえば、人の身体に大きく関係する部分でいえば「金の入れ歯」や「金歯」として金が使われているのを見たことがある、また使っているという方も多いのではないでしょうか。あらゆる金属のなかでもザビにくく、アレルギーを起こしにくいという性質を利用して、歯科用の材料として金がよく使われているのです。
そのほか、料理や飲み物に含まれている「金箔」を食べた、飲んだ経験はありませんか。これもまた、胃液などの酸に反応しない金の性質をもとに、人体に悪影響がないことから使われています。金箔を入れる一番の目的は、食べ物や飲み物を豪華にみせるためなのですが、実際に金箔を口に入れても味はないですし、身体の中で自然に消化されることもありません。
金とイメージすると高価であまり縁がないと思われる方も多いかもしれませんが、実は身近なところに金が用いられていることがよくあるのです。
金や金買取に興味がある方はこういった金の性質や使われ方などを知るだけでも面白いですし、金買取を成功させるためにも金に関する知識を深めておいて損をすることはないでしょう。