金の買取査定を依頼したけど・・・査定額に納得できなければキャンセルできる?
金買取を業者に依頼したけど、査定金額やその内容にどうしても納得がいかずに「キャンセルしたい」というときがありますよね。
それに、すでに買取成立して業者からの支払いも完了しているのに、さまざまな理由から「やっぱり品物を返却してもらいたい・・・」ということも、決してないとは言い切れません。
そこで今回は、こういったケースでの金買取のキャンセルや返却はできるのか、といったことに注目してご紹介します。
目次
買取査定のあとにキャンセルはできる?
一般的に「査定の段階まではキャンセル無料」、「無料査定」としている業者が多いので、金の買取査定だけで契約が成立していないときには「キャンセルできる」ことが多いでしょう。
しかし、買取業者によってキャンセル規約が違うので、査定の申し込みをするまえに申込書や注意事項などを熟読して内容を把握しておきましょう。分からないときには買取業者に直接確認するのもいいでしょう。
店頭買取や訪問買取で金の買取査定を受けるときは、鑑定士が目の前にいて気を遣って断りにくいということもありますが、金や貴金属は高価買取になる可能性が高いので、後悔しないためには納得できないときには無理せずにきっぱりと断りましょう。
宅配買取で査定を受けたあとのキャンセルは?
店頭に持ち込まなくても買取してもらえて便利なのが、「宅配買取」です。近くに金の買取業者がないような知識にお住まいの方でも気軽に利用できるというメリットがあります。
宅配買取のキャンセルは、店頭査定と同じく査定までは「無料キャンセルできる」ことが多いようです。
しかし、宅配買取ということもあり、キャンセルをしたあとに業者から査定品の返却をするときは「返却送料はお客様負担」になることが一般的です。
宅配買取の依頼をするときには、万が一に備えて業者ごとのキャンセル規約を確認しておくと安心です。
悪質業者に無理やり交わされた契約のキャンセルについて
買取業者との買取りが成立済みで、申込書や契約書にも署名済みであった場合のキャンセルはどうでしょうか。
たとえば、悪質な業者の訪問買取や電話買取などで無理やり買取りさせられてしまったケースであれば、契約(売却)から8日以内であることやそのほかの条件を満たしていれば「クーリングオフ制度」を適用させることができます。
クーリングオフ制度が適用されれば、契約の解除や売却の中止、品物の返却を要求することができます。しかし、自分で買取業者に電話して自宅に招いたときや、店頭に品物を持っていき買取ってもらった場合には、クーリングオフ制度は適用外になるので気を付けましょう。
買取成立して支払いも受けたあとにキャンセルできる?
買取業者に非がなく、売却者都合のキャンセルや返却を求めるときには、通常であれば「取引成立後のキャンセル・返却は不可」といった業者が多いでしょう。
個人経営の買取業者などは、交渉によってはキャンセルに応じてもらえることもあるようですが、このようなケースはとても稀です。大切な金や貴金属を買取ってもらうときには、買取成立をするまえに後悔することがないようにじっくり検討するようにしましょう。
金買取のキャンセルは、査定後であっても買取を成立させる前であれば「キャンセルできる」のが一般的です。しかし、正式に契約書にサインをして買取を成立してしまったあとは、約束なしの訪問買取や電話買取といった悪質な業者と交わした契約でない限り、契約の解除やキャンセルは原則できないこともいっしょに覚えておくといいでしょう。
金買取業者によってキャンセル規約が異なるので、査定を受けるまえに必ずよく確認するようにしましょう。